- なんで、自分はこんなに仕事が遅いんだろう・・・
- 仕事に抜けや漏れがないのに、評価に結びつかない・・・
思い通りに進まず、溜まっていく仕事。
やっとの思いで仕上げても、依頼主の期待値を超えられず評価されない。
これでは仕事を楽しめない上に、評価もされず辛いですよね。

よく分かります!
僕自身、こういった悩みを抱えて仕事がうまくいかない時期がありました。
僕はこれらの原因が自分の中の完璧主義な性格だと気づき、仕事のやり方を変えるきっかけになりました。
そして今となっては仕事が遅くなりがちな完璧主義からの脱却を強くおすすめしています。
この記事では、完璧主義者が陥りやすい考え方を分析するとともに、仕事が遅くて悩む人が今後取るべき行動についてご紹介していきます。
仕事がうまく進まずに悩んでいる人にとって、完璧主義をやめて仕事の進め方を改善するための参考になれば嬉しいです。
それではどうぞご覧ください!
目次
完璧主義者は仕事が遅い?

完璧主義者は最初から100点を取りに行くスタイルで仕事をしてしまいます。
そのため、ひとつの仕事にかける時間が長くなり、結果として仕事が遅くなりがちです。
では、なぜ完璧主義者は最初から100点を取りに行くのでしょうか?
それは、仕事をする上で非常に重要な3つの視点が完璧主義者には欠けているからです。
- 仕事には期限があること
- 完成度よりスピードが重要であること
- 仕事は1発勝負ではないこと
順番に解説していきます。
仕事には期限がある
完璧主義者は、仕事には期限があるということを見落としがちです。
なぜなら、仕事は完璧に仕上げなければ終わらないと考えているからです。
たとえばプレゼン資料をつくる場合、
- 図の配置や色
- 文字の大きさ
- 似たような表現や言い回し
といった流れの大枠に影響しない部分にも時間をかけてしまい、いつまでたっても仕事が終わらない状態を作り出してしまいます。
また、どれだけ時間をかけて資料をつくり上げたとしても、上司や顧客からの手直しが必ず入ります。
そこから更に時間をかけて修正…なんてことを繰り返していたら、時間はいくらあっても足りません。
限られた時間の中でいかに効率よく仕事をこなせるか。
期限を意識しながら進めなければ、仕事は遅れ、溜まっていく一方となります。
完成度よりスピードが重要
仕事をする上で、スピードは完成度よりもはるかに大事です。
なぜなら、仕事は終わらせてはじめて評価の対象となるからです。
例えば、
- 完成度90%の状態で細部にこだわるAさん
- 完成度60%の状態で一旦提出するBさん
という2人を比べた場合、たとえ質が劣っていたとしても一旦は仕事を終わらせたBさんのほうが評価が高くなるということです。
仕事におけるスピードの重要性は著名人の名言からもわかります。
完璧を目指すよりまず終わらせろ
マーク・ザッカーバーグ/Meta Platforms CEO
スピードこそが企業にとって最も重要になる
ビル・ゲイツ/マイクロソフト創業者
目指すべきは完璧じゃなく、完了
堀江 貴文/実業家
仕事は終わらせてナンボということですね。
仕事にスピードを求める著名人たちの考え方は非常に参考になります。
以下はおすすめの著書ですので、ぜひ一度手に取ってみてください。
仕事は1発勝負ではない
仕事は一度仕上げてからが始まりといっても過言ではありません。
上司や顧客が求める結果は、仕事を依頼した時点から変わっていく場合が多いからです。
例えば資料づくりであれば、
- 提案コンセプト・目的
- ストーリー
- 着地・結論
といった大枠の部分だけを仕上げて提出するくらいで全然問題ありません。
早い段階で大きな方向性を修正できたほうが、かえってその後の作業がスムーズに進むからです。
同じ仕事に複数回取り組むことになったとしても、結果的に仕事が終わるまでの期間は短くなります。
仕事は一度仕上げたら終わりではなく、やり直し前提で進めるという意識が必要です。
完璧主義者はプライドを捨てたほうがいい

仕事が遅いと悩む人は、なによりも先に完璧でない自分を受け容れてほしいです。
なぜなら、最初からなんでも完璧にこなせる人なんていないからです。
完璧な人というのは、多くの試行錯誤や失敗を重ねた結果、なんでも完璧にできる「ように見えている」だけなんです。
- 間違いを指摘されたくない
- できるヤツだと思われたい
完璧主義者は人一倍、このような思いを強く持っているのではないでしょうか。

これって自信のなさの表れなんですよね。
僕自身そうだったからよくわかります。
なるべく間違えないように気をつけて仕事をする姿勢はとても大事です。
ただ、そのせいで仕事が終わらない状態が続いてしまうのは自分を苦しめることになりますし、仕事が終わるのを待つ人たちにとっても好ましくないですよね。
失敗を恐れたり、過度に人と自分を比べたりする必要はありません。
プライドを捨て、完璧でない自分を受け容れることから始めてほしいです。
仕事が遅いなら完璧主義から脱却しよう

最後にまとめです。
- 完璧主義者は仕事が遅い。プライドを捨てて自分を受け容れよう
- 100点でなくてもいい。一旦仕事を終わらせる意識を持とう
仕事は早く終わるに越したことはありません。
限られた時間を効率よく使うことが、より豊かな暮らしにつながるからです。
仕事が早く終わることで、
- 家族や友人と過ごす
- 趣味を楽しむ
- 副業や自己啓発に挑戦する
といった人生を充実させるための時間を増やすことができます。
また、職場での評価が高まることで仕事自体の充実度も上がります。
いきなり完璧主義的な考え方を変えるのは難しいかもしれません。
しかし、少しずつの意識の積み重ねで徐々に変わっていけるし、努力する価値は絶対あります。
無理のない範囲で、ぼちぼちやっていきましょう!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!